こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
今回より2回にかけて、生理のメカニズム
について解説します。
生理とは、定期的に起きる子宮からの出血を言います。
生理が定期的に生じるということは、妊娠の可能性
がある身体の状態であることを知らせてくれるシグナル
のようなものです。
つまり、生理が毎回起きるということは、
子宮内で赤ちゃんが授かる準備が出来ている
ことになります。
ところで、なぜ、生理周期のような定期的なリズムを
作り出しているかをご存知ですか。
これには、女性独特の二つのホルモンが深く
関わっています。
この二つのホルモンが、女性の体内で大きく
変化するときに、生理が起きるようになります。
この二つのホルモンは、「エストロゲン
(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄体ホルモン)」
と呼ばれています。
生理のメカニズムを簡単に説明すると、脳から血液を
通して卵巣へ運ばれたホルモンが、卵巣内で
卵胞ホルモン(エストロゲン)を分泌し、子宮内膜に
働きかけることで、内膜の厚みが大きくなります。
その後に、排卵日を向かえるようになります。
排卵後は、卵胞ホルモンの分泌は抑制され、
黄体ホルモンが分泌されるようになり、子宮内膜が
ふわふわな状態になります。
黄体ホルモンが分泌する期間は、10~14日間です。
黄体ホルモンの分泌が終了すると、ふわふわになった子宮
内膜が剥がれ、分解酵素により分解され、血液とともに
体の外に排出されるようになります。
この剥がれた子宮内膜とともに血液が身体の外に排出
される現象を「生理」と呼んでいるのです。
又、粘膜が体外に排出されるとき、子宮が収縮
されます。この収縮が強く出た場合に子宮に
痛みを生じるようになります。
この時に起きる痛みを「生理痛」と呼んでいます。
(続く)
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