こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
女性の多くは40才を越えると、更年期を迎える
ようになります。
前回説明したように、更年期は45~55才
の10年間をいいます。
更年期においては、ホルモンが特に乱れやすくなり、
身体に様々な不調を起こしやすくなります。
そのときに生じる身体の不調を「更年期症状」
または「更年期障害」と呼んでいます。
「更年期症状」と「更年期障害」は、区別して
扱われています。
更年期になると、様々なトラブルを起こしやすくなりますが、
その現れ方には個人差があります。
その間、身体の不調を全く生じない人もいれば、
常に激しい痛みで苦しんでいる女性もいます。
「更年期症状」とは、身体の不調を生じても、それが
日常生活まで影響しない程度の症状をいいます。
これに対し、「更年期障害」は、激しい痛みなどにより、
「仕事や家事ができない」
「不眠症で毎日眠れない」
「歩くことやや身体を動かすのもできない」
のように、日常生活に支障を及ぼすレベルまで
悪化した状態をいいます。
ところで、どれだけの女性が更年期障害を患うかを
ご存じですか?
更年期障害を患う女性は10人のうち、2,3人と
言われています。
更年期症状までを合わせると、10人のうち、
7,8人は該当するのではないかと言われています。
これを考えると更年期に、全く健康でいられる
女性は10人のうち、2,3人の割合になります。
つまり、7~8割の女性は、更年期において
何らかの更年期症状、あるいは更年期障害を起こす
ようになるのです。
又、最近では、20代において、更年期のような症状を
訴える女性が増えています。この症状を「プチ更年期」
と呼んでいます。
いずれにしても、更年期障害を患った場合には、
専門医による検査が必要になります。
更年期障害を放置しておくと、卵巣機能がさらに
低下し、そのまま閉経になる可能性もあるので
注意が必要です。
更年期障害の具体的な症状については、次回
説明します。
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