こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
今回は、5つめのテーマである『冷暖房』について解説します。
1.食事の工夫(身体を温める食事/冷やす食事)
2.入浴法(半身浴と足湯)
3.5本指靴下
4.洋服の着方と素材
5.冷暖房
6.ツボ刺激
7.冷え取り運動法
冷え性を患う原因として、夏場の冷房だけでなく、
冬場の暖房にも深い関係があることをご存じですか?
夏場の冷房の冷やしすぎが体によくないことは、
すでに多くの女性はおわかりかと思います。
しかし、冬場の暖房の効かせすぎも、冷え性に
とってマイナスになることがあります。
結論からいうと、「冷え性を予防できる暖房」と
「冷え性を患いやすい暖房」があることになります。
前回でも説明したとおり、『頭寒足熱』という言葉があります。
実は、この『頭寒足熱』の法則は、暖房にも見事に当てはまります。
冬場に暖房がよく効いた部屋で、頭と足に触れてみますと、「頭は温かく、
手足の先や下半身は冷えている」ことがあります。
この状態は、冷え性を患いやすい、又は冷え性を患っている状態にあります。
なぜ、このような体温の温度差が現れるのでしょうか。
暖房の空気は、通常、「温かい空気は上に上がり、冷たい空気は
下に下がる」ことになります。
つまり、冷え性を患いやすい下半身や手足の指先は、暖房を行っても
常に冷えた空気にさらされている状態になります。
そこで、冬場の暖房には、足元、下半身、手の指先を
冷やさない工夫が必要になります。
冬場の暖房にお勧めの暖房器具を紹介します。
・こたつ
・湯たんぽ
・床暖房
・足元ヒーター
・火鉢
また、夏場の冷房の効きすぎは、冷え性対策にとって
大きなマイナスとなります。
夏場は、暑くても冷房の効きすぎには
特に注意する必要があります。
できるだけ、扇風機やうちわなどの自然風で
補うことが望ましいです。
そして冷房をつける場合は、冷え性を患いやすい
部分に冷気が直接当たらないように、カーディガンや
スカーフ、長めの靴下などでサポートすることを
お勧めしています。
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