こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。
今回は、5番目の『アルコールを避ける』について、
解説致します。
※【偏頭痛の代表的な予防法】
1.適度な睡眠(寝過ぎ・寝不足を避ける)
2.偏頭痛を予防する栄養素の摂取
3.偏った食生活、過度なダイエットを避ける
4.有酸素運動
5.アルコールを避ける
6.ストレスに強い身体つくり
7.ツボ刺
8.自分の偏頭痛が発病するパターンを知る
アルコールを飲むと、なぜ顔が赤くなるのかご存じですか?
これは、アルコールを飲むことにより毛細血管が拡張し、
血液の量が増えることにより生じる現象です。
このように、アルコールと血管拡張作用には深い関係
があります。
少量のアルコールの摂取については、問題はありませんが、
過度のアルコールは、偏頭痛の原因になると言われて
います。そして、アルコールには、アセトアルデヒドと
呼ばれる成分が含まれています。
アセトアルデヒドは、血管拡張を促進する作用があります。
つまり、アセトアルデヒドにより、頭の神経が過度に拡張され、
頭の痛みが起きるようになるのです。
特に、赤ワインは偏頭痛を起こしやすいことでよく知られています。
赤ワインにはチラミン、ヒスタミンなどが含まれており、
これらの成分は、血管を拡張する作用がとても大きいのです。
偏頭痛持ちの人は、アルコール、特に赤ワインは控えた方が
よろしいでしょう。
ただ、緊張型頭痛の場合は、適量なアルコールの摂取で、
血流がよくなり、頭痛が緩和する効果はあるようです。
いずれにしても、アルコールの摂取は、少量なら問題ないと
思いますが、慢性的な偏頭痛をお持ちの人には、過度なアルコール
の摂取には、注意した方がよいでしょう。
(続く)
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