こんにちは。すずらん鍼灸院の大島です。

本日は、4つの項目「半身浴」について説明します。

更年期障害を予防する7つの項目
1.サポニン
2.イソブラボン
3.豆腐
4.半身浴
5.生活習慣の改善
6.サプリメント
7.心のケア

西洋医学には「頭寒足熱」と呼ばれる言葉があります。

この言葉の意味は、「頭部が冷え、足部が温かい」身体の状態を
言います。

この言葉は、18世紀の西洋における名医であるブルーハーフェが、
「人間が健康を維持しやすい状態は、頭を冷やし、足を温めておく状態が良い」
と言ったことが始まりです。

体内を流れる血液は心臓からスタートし、足、胴体、頭、そして心臓へと
戻ります。

ところが、精神的な病、自律神経失調症や更年期障害のような不定愁訴を
患っている患者さんの身体の状態をみると、「頭熱足寒」となっている
ケースが多いです。

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「頭熱足寒」とは、常に足部が冷えている状態です。
身体が冷えると、血管が収縮するため、血行が悪くなります。

特に心臓から一番離れている足の指先は最も鬱血しやすく、
冷えが生じやすいことで知られています。

先程、血液は心臓、足部、頭部と流れ、心臓に戻るという
お話をしました。

もし、足部で鬱血することになれば、頭部への血液
循環が悪くなるわけです。

慢性頭痛でお悩みの方は、いくら頭部の血行を改善しても、
足部の冷えを治さない限り、根本的な解決にならないことが
あるのです。

そこで、お薦めしたいのが半身浴です。

全身浴ももちろん悪くはありません。
ただ全身浴は、下半身より先に上半身が温まります。

全身欲は下半身が温まりにくく、半身浴と比べると
身体を温める効果が半減してしまうのです。

半身浴のコツは、お湯の温度をあまり熱くせず、
時間をかけて入浴することです。

「気持ちがいい」と感じる温度がベターです。

お湯の温度が高すぎると、交感神経が活性化し、かえって
リラックスできなくなります。

また、入浴時間が短いと身体の芯まで熱が伝わらない
ため効果が薄れてしまいます。

そこで、リラックス神経である副交感神経が働き、血行促進の効果が
高まる温度に設定することが望ましいのです。

これらを考慮すると、温度は38度前後、入浴時間は
20~30分
が良いでしょう。

また、アロマオイルやキャンドルを用いることでリラックス効果を
高める効果があり、ぜひ活用したいものです。

すずらん鍼灸院 
院長 大島宏明


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